診療内容肌の悩み
乾癬
乾癬とは
乾癬は、皮膚の炎症症状を伴い慢性の経過をとる病気です。「かんせん」という名前から「人から人にうつる」と誤解されやすいのですが、人に感染する病気ではありません。皮膚症状の見た目や現れる部位は人によって様々ですが、頭皮や髪の生え際、ひじ、ひざなど外からの刺激を受けやすいところに出やすいという傾向があります。最近は、メタボリック・シンドロームの全身疾患として積極治療を行うことで、心筋梗塞や脳卒中などの成人病の併発リスクを下げることが解ってきました。
このような症状です
- 炎症により皮膚が赤みを帯びる(範囲が広く、全身に拡大する場合もある)
- 銀白色のフケのようなものが皮疹から落ち、掃除しても追いつかなくて家族が困ってしまう
- 腰や手指に痛みを感じたり、変形する関節炎を併発する事もある
当院での治療方法
-
1
外用薬による治療
ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬による治療を行います。 -
2
内服薬による治療
オテズラ、シクロスポリン、メソトレキサートが主なものです。メソトレキセートは安価で有用ですが、生物学的製剤を使用できる医療機関しか投薬できません。当院は認定医療機関です。 -
3
光線療法(中波紫外線療法 ナローバンドUVB )
光源ランプを用いて患部に直接紫外線をあて、過剰な免疫反応を抑える治療方法です。当院では3種類の機器を使い分け、症状の改善を目指しています。 -
4
生物学的製剤(抗体製剤)
乾癬で異常に上昇しているサイトカインに対する抗体を2週間から3ヶ月に一回注射します。高価なため、あらかじめ限度額適用認定書の申請をお勧めしています。
最新の紫外線照射器を用いた治療
光線療法
発疹に直接紫外線をあて、過剰な免疫反応を抑える方法です。塗り薬だけでは良くならないときや発疹の面積が広くなったときに、光線療法が用いられます。
中波紫外線療法(ナローバンドUVB)
乾癬、白斑、アトピー性皮膚炎などに有効な新しい紫外線療法です。他の波長の紫外線治療器に比べて副作用が少ないとされており、より安全に効果的に紫外線治療を行うことができます。当院では、患部面積に合わせて、3種類のナローバンドUVB照射治療器を使用します。
紫外線治療のメリット
- 塗り薬の量が減る
- 改善が見られた場合、再発までの期間が通常の治療よりも長くなる
- 痒みを早い段階から抑えることができる
1. TARNAB
ターゲット型ナローバンドUVB照射治療器TARNABは、限られた範囲にのみ紫外線を照射することができます。従来の紫外線療法を行っても部分的に症状が残った場合や頭部などの難治な部位で再発した場合などの治療にも有効です。コントラストを抑えたい部分に効果的です。
2. VTRAC(部分用)
有害な波長を取り除き、治療効果の高い波長のみを使うエキシマランプを用いた光線治療器です。小範囲の病変部に、局所的に照射することができます。高い線量が必要な掌蹠膿疱症に有効です。
3. JTRAC(全身用)
VTRACの全身用です。皮膚症状が広範囲の方は、JTRACから治療を開始します。寝た状態で治療できるため、身体に負担なく照射できます。シニア世代の方にも好評です。
診療内容一覧
アクセス・診療時間
アクセス
〒574-0046 大阪府大東市赤井1-5 ラプラス住道2F
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診療時間
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16:30〜19:30 |
※休診日:水曜・土曜午後・日曜日・祝日
※臨時休診については、更新情報をご覧ください